メディア工房のミッションは、手作り感のある、人の心を打つ製品・サービス・コンテンツを提供することです。
社名の“工房”は、職人たちの集まりを象徴しています。
企画/制作/管理など立場の異なる職人ひとりひとりが、チームワークを大事にコンテンツ制作を実施し、
デジタルコンテンツの中にあたたかさを込めています。
メディア工房の特徴、それは未経験からデジタルコンテンツ制作に携われるポジションが多いこと。
中でも「企画職」は未経験から活躍しているメンバーが多数。営業・事務・販売・ADなど前職はさまざまです。
未経験入社で取締役に就任して、現在も事業部を統括していたり、年齢は関係なく頑張り次第でキャリアアップしたメンバーも数多くいます。
ユーザーに満足されるコンテンツを提供し続けるために、私たちは常に挑戦し続けます。
変化が激しいIT業界で、新しいことに挑戦しない限り、成長はありません。
既存事業の枠にとらわれることなく、XR事業・SNS事業など、積極的に新規事業に挑戦しています。
未経験でも新しいコンテンツを生み出す熱意があれば大歓迎です。
半期に一度、社内でもっとも活躍したメンバーを表彰し称える場を設けています。
一番売上を達成したメンバーを個人的に表彰するだけではなく、中々スポットライトが当たりにくいエンジニア/デザイナー/ライターなどの制作部やコーポレート部門なども積極的に表彰しています。
また、新しいことに挑戦したメンバーを称えるスピリット賞を設置しているのも大きな特徴の一つです。
Content Producer
覚えてます!いちばん初めにスカウトメールでご連絡いただいて、「まずは面談でお互いの自己紹介の場も設けられますよ」って言われたんですよ。そんなことを言っていただけたのはメディア工房だけだったので、そこでまず「あ、この会社いいかも」って思っていました。いきなり面接じゃなくて、面談でまず話しをしてお互いを知ることができるのは嬉しかったです。
私は転職にあたってIT業界をけっこう探していて、企画とかクリエイティブなお仕事も「もしできるならやりたい!」と思ってました。でも未経験でもOKでIT業界で、かつ企画系のお仕事ってあまり募集が多くなくて。エンジニアやプログラマの求人は未経験でもたくさんあったんですけど、「数学とか得意じゃないしな~」って思って、応募には至らず…(笑)。だから、求人内容を拝見してITで企画ができるのは物珍しさがありました。
そのあと、面談で実際にお話してみて、会社の雰囲気もフランクな感じだったのでフィーリングで「いいな」って思いました。面談の最後に選考に進むかどうかを尋ねられたので、その場ですぐ「進みます!」ってお伝えして、筆記試験を受けました。筆記は無事合格して、すぐに面接に~という感じで、選考はけっこうスムーズだった気がしますね。
課題もやりました!実際にメニューを考える、というのをやってみて「楽しそう!」と思いました。選考期間は全体で2~3週間くらいだったと思います。実は、他社も面接は受けていて、内定も何社かもらえていたんです。メディア工房は結果が出るのがいちばん遅くて、他社の回答を待ってもらっていました。
前職が販売職だったので人と話すのは好きで、コンサル営業とかも内定もらえていたけど、メディア工房が第一志望だったので内定をもらえたら即決でした。
面接は配属先の上長の2人が担当してくれました。印象的だったのは、おもしろい質問を受けたことです。私、その頃趣味でジグソーパズルにハマっていたので、履歴書の趣味欄に「ジグソーパズル」って書いていたんです。そうしたらそれを目に留めてくれて、すごいつっこまれました(笑)。「僕はゲームしかやらないからジグソーパズルの良さがわからないんだけど、僕にジグソーパズルを売ってみてくれる?」って言われて、ジグソーパズルの良さをおすすめしました!
緊張はしたんですが、全体的にすごいフランクな感じで、思っていることを言いやすかったです。面接官のほうからご自身の話もしてもらえて、「うんうん」って聞いてしまいました。だからなんだか面接っぽくなかったですね。
内定後に社内見学をさせてもらったんですが、その時は「こんなにも個人プレーなんだ…!」と思って、びっくりしましたね。社員のそれぞれがパソコンに向かって作業をしていて、個人でお仕事をやっているように見えたので。未経験で何も知らずに入るのに、こんな雰囲気じゃ質問しにくいんじゃないかな…?って、正直なところ不安に思ったのを覚えています。
でも、入社後は良い意味でギャップになりました。たしかに個人プレーはそうだったんですが、私の場合は周りの先輩スタッフにとても恵まれていて。わからないことがあって私がフリーズしている時にも周りの先輩がたが気付いて「大丈夫?」って優しく声をかけてくれたので、ほっとしました。やっぱり自分からは聞きづらい部分もあるので、困ってることに気付いてもらえるととても有り難かったです。
それと、ちょっとしたことなんですが、ランチが自分の好きなタイミングでひとりでも休憩できるのは嬉しいギャップでした!私にとっては前職でも休憩やお昼ごはんは一人で食べるのが当たり前だったので、いつも揃ってみんなで行くのはちょっと…って思ってて。自由に好きな時に一人で休憩がとれるのは気楽ですし、変に疲れないのが嬉しいです。それに、眠い時はお昼休憩の残り時間でデスクに突っ伏してちょっと仮眠したりもできますしね(笑)。
所属は運用チームなんですが、なかでも私と先輩スタッフの2名はLINE社の運営する「LINE占い」に提供する占いコンテンツの企画提案をしています。だいたいLINE占いさんへは1ヶ月に1~2本のコンテンツを展開するようなイメージです。LINE占い内で特集を組んでいただく機会もあったので、そういう時は特集にかかわる業務もありましたね。
入社前はコンテンツをゼロから作る企画職のイメージだったんですが、入社後まずは専門的にLINEさんの担当という感じになったので、ちょっとびっくりしました。最初は「えっ、なんで?」って思いました(笑)。面接の際にLINE占いはよく見てるとは言ったけど、まさかそれをやることになるとは…。
難しいですね…でも、妄想することが好きな人がいいんじゃないかなと思います!(笑)占いというコンテンツは自分が経験したことのないような悩みなどを題材に、ユーザーさんの気持ちに寄り添って考えることが必要なので、「ユーザーさんはどんなことで悩んでいるんだろう」「なんで?どうして?」って追求して想像して考えることが大事だと思っています。ちょっとしたことでも疑問を持ったり、いつも相手の気持ちを考えたり、そういったことが出来る人が向いているのかなって思います。
あとは逆に、いろんな悩みを経験した経験豊富な人とか?あまり多くはないと思うんですけど。自分がかつて悩んだ経験があって、それをコンテンツ企画に活かせる人も向いているのかもしれません。
ただ、そういう意味では私はそこまで経験豊富なほうではないので、たくさん考えを巡らせて、ユーザーさんの気持ちを考える前者のタイプに近いのかなと思います。先日、不倫のメニューを担当することがあったんですが、そのときはもう、めちゃくちゃ考えました(笑)。特にメニューのリード文を考える時は、ユーザーさんの気持ちを理解できるように、たくさん勉強しましたね。
う~ん…月並みなんですけど、やっぱり父かなって思います。私の実家は自営業で、父が社長で社員を引っ張っていくその後ろ姿をずっと見てきましたから。悩んだ時は父に相談すれば正解が返ってくるんですよね。悩みに対しての答えだけじゃなくて、一般的な考えとか長期視点でのアドバイスももらえるので、視野の広さも尊敬しています。
私が転職を決めて、「いざ、どうしようか」って悩んだ時も、初めはぼんやりと母に相談したんです。当時はアパレルの店舗運営をしていた頃だったので、静岡で一人暮らしをしていたのですけど。そうしたら、母が父に言ってくれたみたいで、ふいに父から電話かかってきたんです。普段電話する機会なんて、全然ないんですけどね。今の時期に転職することについてとか、企業側が必要としている人物像についてとか…たくさん教えてもらいました。それに、メディア工房に入社を決めたときも、反対したりせず応援してくれました。決断に対しては、全力で後押ししてくれる両親には感謝しています。
今後も長く働くことを考えると、一人前になったらその後は周囲から相談されるような、頼られるような存在になっていけたらと思います。「いてもいなくても同じ」ではなくて、「いなくては困る」ような存在になりたいです。今は社内の打ち合わせに参加する機会もあまり多くないのですけど、もし今後、打ち合わせでも出席する機会が増えていけば積極的に発言していきたいです。
Engineer
大学院では修士課程まで進み、研究を行っていました。学部3年から修士を卒業するまでの3年間、研究漬けの毎日でしたが、研究テーマになかなか共感できず、自分の専門分野である材料系の企業に就職することには躊躇していました。
しかし、その一方で、専門分野外の業界に就職するには大きなリスクがあると感じていました。そのため、研究過程で身に付けた知識や経験を生かしつつも、自分の興味が持てる領域であるソニーのグループ会社に入社をしました。
メディア工房への転職をした理由は、大きく2点ありました。
1点目は、大学で学んだ専門分野から離れたかったということです。もともと、ガジェットに興味があり、前職ももの作りの選択をしたことから、てっきり自分は「作ること」が好きだと思っていました。しかし、実際には「使うこと」が好きなんだと気付いたんですよね。そこで、何か他の分野でかつ「使うこと」で仕事にできるものを探し行き着いたのが、プログラミング。大学で少し学んだ程度で経験や知識も浅かったのですが、「今がキャリアチェンジする最後のチャンスだ!」と思い、エンジニアとしてのキャリアを歩むことを決意しました。
2点目は、意思疎通をしやすくするためです。これまでの経験から、社員数や上司との相性が重要だと考えていました。実際、前職は4,000人を超える大所帯であったため、意思疎通を図るのが非常に難しかったんですよね。一方で、大学院や研究室での経験から、少数精鋭で目的意識を持って1つの仕事に取り組む方が向いていると感じました。
そのような背景があり実際転職という決断を下しましたが、今では本当に「転職してよかった」と思っています。上司の方はもちろんのこと、一緒に働く周囲のメンバーまで恵まれた方々に囲まれており、本当に助かっています。
正直、ギャップはなく思っていた通りだったと感じています。
先程も申し上げた通り期待していた通りの環境に出会えて、転職して本当に良かったと思います。しかし、入社直後は、自分のスキルや経験が想定していた以上に通用せず、少し苦しみました。もともと、自信はある方でしたし、勉強も得意だったので、最初から少しでも力になれると思っていました。しかし、最初に携わったプロジェクトから難題にぶつかり、自分の不甲斐なさを痛感する日々でしたね。
そのため、最初の半年間はかなり苦労しました。しかし、そこから勉強を継続しながら地道に慣れ、日々の積み重ねを行っていったことで自然と上手くいくようになり、徐々に貢献できるようになっていきました。
開発部に所属し、バックエンドエンジニアとして主に新規事業開発に携わっております。
具体的にはサービスに必要なAPI開発をメインに担当しています。開発部のメンバーは基本的に同じですが、プロジェクトごとにプランナーや企画の担当者が変わることもありますね。
メディア工房の開発部の魅力は、新規事業に関われることですね。
何もない状態からサービスを作り上げることができるので、例えば、既存サービスに機能追加するだけでは味わえない経験を得ることができます。実際、新規開発を行う場合、開発環境やインフラの構築、プロジェクト開発のためのツール設定など、多岐に渡る専門知識が求められます。
もちろん大変な側面もありますが、ここまで裁量を持ってプロジェクトに入り込めるのは、成長したいと本気で思うエンジニアとして非常に魅力的な環境だと感じますね!
先程も申し上げた通り、力になれない期間があったのは大変でしたね。
また、苦労したわけではありませんが、コミュニケーション面で多くの学びがあったと感じています。エンジニア以外の人との会話が、自分が思っていたよりも上手くできなかったんです。修士過程に進むと理系の人としか話をしないため、専門用語を日頃から多用していました。専門用語を使うだけならまだしも、理系の人たちは知識欲が強く、一歩間違えると理系チックな論理的な質問ばかりしてしまうんですよね(笑)。
そのため、女性プランナーとのコミュニケーションがうまくいかない時期も正直ありました。しかし、先程申し上げた通り当社の女性プランナーは、分かりやすく説明したり、質問したりする能力が非常に高いので、次第にコミュニケーション上で悩むことがなくなりました。
コミュニケーションが取りやすくかつ、和やかな非常に良い雰囲気だと思います。
一般的にエンジニアはコミュニケーションを取るのが苦手な方が少なくない印象ですが、優秀な女性社員が仲介役で上手く話を進めて下さるので、やり取りで困ることはないですね。また、チーム内では意見が言いやすく、若手でも自由に意見を出せる環境です。上司の方々は技術的にも経験的にも長けていますが、上から目線ではなく、目線を合わせてアドバイスや意見を求めたりしてくださるので、相談もしやすく非常に仕事がしやすい雰囲気ですね。
開発部に限って話すと、人間関係で悩んだことが一度もありません。
私もそうでしたが、転職活動時に最も不安に感じるのは人間関係だと思います。面接では一部の関係者としか会話できないため、会社全体の人間関係を把握するのは難しいと思いますが、開発部の雰囲気は「とにかくいい」とメンバーの私が断言できます(笑)。
自分にも他人に対してもプロセス思考することを大切にしています。
大学受験までは個人の努力でカバーできることが多かったのですが、社会に出ると、これまでとは打って変わってチームでの成果が求められるため、自分で制御できることに限界があり、その分より多くの失敗を経験しました。そのため、失敗を受け入れ、プロセスを再評価し、次に活かすことを心掛けています。こうすることで、たとえ失敗が続いたとしても、プロセスを改善することで、達成感を得ることができ、モチベーションを維持することができます。また、自分と他人の仕事の成果が芳しくなくても、プロセスが適切であれば称え合います。おかげで、メンバーとより本質的な関わりを持つことができています。
私が現在取り組んでいる新規事業は失敗から学ぶことが非常に大切です。
そのため、プロセス思考を重要視し、良かった点も悪かった点も明確に整理し、次に生かせるよう常に心掛けています。
個人的な目標としては、自分の専門分野をもっと広げたいと考えています。
具体的には、さまざまな技術に精通しているフルスタックエンジニアとして幅広いスキルを身につけたいです。時には、メンバーの負担が集中するプロジェクトもあります。そのような場面で、少しでも負担を軽減できるように手助けをすることで、プロジェクト全体の順調な進行に貢献したいと考えています。そして、さらには専門外のスキルも磨き、開発部のメンバー全員と交流を深めることで、適宜必要な場面で自然なサポートができるようにしたいと考えています!
開発部では、プロセスを重視していると言いましたが、多くのメンバーも同様の視点を持っていると思います。そのため、個々の仕事だけでなく、プロジェクト全体の進捗に対しても、当事者意識と責任感を持っている方にきていただきたいです!
開発部のメンバーは、プロフェッショナル精神を重視している方が非常に多いので、1つ1つの仕事、業務に対してこだわりを持てる方と一緒に働きたいと思います。
Designer
広告代理店では、大手の下請けで主にタバコの広告や販売促進用のPOPの制作をしていました。大手の下請けなので広告にかける予算がだいぶあり、時間をかけて良いものを作っていくため1つの広告に5ヶ月くらいかけるんです。
まず、新しいタバコがでたからどんな絵にするかを大手会社と話してアイディアとかを簡単なラフスケッチで描いて提案するんです。例えば中年のジェントルマンに向けたタバコだったら、「中年のかっこいい大人がダイナミックな景色で優雅にウィスキーと一緒にタバコを吸っている絵はどうですか?」とプレゼンして、最終的に3つくらいに絞ってラフスケッチをしっかり仕上げていきます。そしてOKがでたら撮影に入ります。1つ基本のかたちができたら、多様なサイズのポスターやバナーに落とし込んでいきます。その後、印刷会社にまわして色味とかをチェックするって感じです。
落ち着いてきたら次の仕事も平行して作業をするんですけど、自分の作業をしながら誰かのフォローをするのが当たり前でした。あとは、金曜の夜に「月曜までにデザインの資料が欲しい」っていう無理なお願いもあったりするので、いつ泊まってもいいように着替えを持って行くこともありました。
デザインって必ずクライアントとその先にユーザーがいる仕事なので丁寧な仕事を心がけるようにしていました。人に伝える仕事なので言葉を選んだり、文字を下手でも丁寧に書いたり、デザイン以外もどうやったら伝わるか考えながらやっていましたね。
あとは、整理整頓。紙媒体を扱っているので、デスク周りがごちゃごちゃしていると大事な資料がどっかいってしまうこともあって。「今やっている仕事しか机の上に置かない」というルールを決めてやっていました。デスクトップにも今動いているプロジェクトのフォルダーしか出さないよう徹底していました。
デザインを突き詰めていく中で、葛藤みたいなのがでてきたんです。デザイナーは絵を描く仕事ってイメージがあると思うんですけど、デザイナーって結構絵を描かないんですよね(笑)。絵を描くのはイラストレーターっていう漫画家に近い職業の方たちが割と専門的にやっているので。デザイナーで絵が好きな人は多いんですけど、デザインとアートは全く別物なんです。その中で僕は割と絵を描くのが好きなので「僕がやりたいのはデザインじゃなくてアートだ!」って思うようになって、デザインとアートは何が違うのか勉強しにNYに半年行きました。
絵で勝負したい人がいっぱい集まっているところなので、実際に絵一本で勝負してる人とか、人生をかけてやっている人を目の当たりにしてデザインとアートって根本的に違うし、絵を描くことをなめていたなと感じました。
絵で勝負している人って作品を売る以外にも夜のクラブでアートパフォーマンスをやっていたりするので、「何か学ぼう、盗もう」と自分から話しにいくようにしました。「俺、絵描いてるんだけど、君はどうやって収入を得てるの?」とか「友達になってよ!」とかって(笑)。そうやって友達になった人の家に遊びに行ってみると、やっぱり自宅でもストイックに絵の練習をしているんですよ。それまで僕は“保険がある人生”しか考えていなかったので、その時点で「絵だけで仕事をするってことに向いてなかったんだな」と痛感しました。
路上で絵を描いて売ったり、ライブペインティングショーに出ていました。ライブペインティングショーはクラブイベントの中の1つのイベントとして人前で絵を描くんです。そのショーで1番ウケたのはボディーペインティングといって、裸の女性に絵を描くっていうものでした。日本では中々できないことだと思いますが、NYでは観客もアートとして観ているのでとても盛り上がりました。
日本に帰ってきてからはショックが大きすぎて、スランプに陥って全く絵が描けなくなってしまいましたね。「本気でやらないと絵って描いちゃいけないんだ」って。中途半端な気持ちで絵を描いても良いものができないと思ってしまって、2年くらい絵を描かなかったですね。
広告代理店で働く前に印刷会社で2年間働いていた時期があったんです。その会社の社長とは仕事を辞めてからも繋がりがあって、新しい事業を立ち上げたからデザイナーとして一緒にやらないかと声をかけてもらったのがきっかけですかね。
ECサイトにショップを開いて、オリジナルアパレルブランドを立ち上げていました。そこで若い男性向けのストリートファッションTシャツを販売していました。始めた当初は1日2枚とかしか売れなかったんですけど、バナーをもっと工夫してみようかとか、雑誌に載せてみようかとか戦略を考えながらやっていました。戦略的にセールをやったんです。そしたら1分くらいで約2000枚売れてしまいびっくりしました。そこでインターネットってすごい可能性があるんだって感じたんです。
軌道に乗って社長にも信頼してもらったんですけど、経営者の考えと僕の考えが合わず仕事はしたいけど会社にはいきたくないという事でそこからフリーランスとしての活動が始まりました。
フリーランスになってからは友人経由や以前働いていた広告代理店、前職の印刷会社からお仕事をいただく感じでした。でも人生で一番お金がなかったですね。フリーランスとして活躍できる人って営業が上手なんですよ。僕は営業が苦手だったのでフリーランスって向いてなかったんですよね。
ちょうどその頃、当時付き合っていた彼女との結婚を考え始めたんですが、「このままだと生活も安定もしないし、彼女のご両親にも挨拶に行けないな」と思ったんです。なので、安定して働ける会社でデザイナーの仕事をしようと思い、メディア工房に入りました。
働いていたから実感を持って分かるんですけど、やっぱり広告代理店は過酷なんですよ。お客様が絶対いる仕事なので、自分で時間をコントロールしにくいんですよね。その点を考えるとメディア工房は自社コンテンツなので自分で時間を決めやすいのでメリットに感じています。あとは、アートディレクターがメディア工房には存在しないことです。明確に言えば単に役職がないだけで、言ってしまえばメディア工房のデザイナーはデザイナーでもあり、アートディレクターでもあるんです。広告代理店やデザイン制作会社にはアートディレクターがいてその指示に従って制作していくのですが、メディア工房はそのプロダクトのデザインをデザイナー1人に全て任せてもらえるので、自由にデザインができます。
ただ、迷った時に全部自分で判断しないといけないのがメディア工房のデメリットにもなるのかな。アートディレクターがいないことで自由にデザインが考えられていいと思う人もいれば指示があった方がやりやすいと思う人もいるでしょう。でも上長がアイディアをくれたりフォローをしっかりしてくれる環境でもあります。なのでアートディレクターがいないと言うことは、個人的にはデメリットとしてあまり捉えてないですね。
デザインは人のために作るものなので、コミュニケーション能力が必要だと感じています。
デザインって誰かの要望があって成り立つので、誰かと話さないと絶対に案件が進まないんですよ。僕は、この人の頭の中で思い描いている絵ってどういうものなのかを話しながら汲み取ってその場でちょっと描いてみせたりとかします。そこで話が盛り上がれば自分のアイディアとか広げたりできるので話術は重要かなと思います。たくさんの方と話す機会があるので、案件が終わった後にも「次もまたこの人と仕事したいな」って思わせたいですよね。なのでデザインスキルを上げるのは重要だけれども、人と話すことも重要だと思います。
僕は打ち合わせ後に「ちょっと今度絵にしますね」って伝えて、後日カンプ(ビジュアルイメージ)を持っていくんです。そこで「うわ!すごい!思っていたデザインはこれですよ!」って言われた時がすごく嬉しくて、ちゃんと汲み取れたんだなと感じます。
僕は元々絵を描くことが好きなので、イラストがメインのビジュアルも提案していました。でもやっぱイラストは得意不得意がありますね(笑)。僕は割とポップな絵が得意でリアルな絵は苦手なんです。
アクリル絵の具で描いた絵を部屋に飾っています!嬉しいとか、悲しいとか、感情を抽象的なかたちで表現するのが好きで。
デザインとアートの差って難しいですよね。デザインは狙いがあってそれに向けて作るものなので、自分の中から湧いて出てくるものがアートかなって僕は思っています。趣味なので仕事にはしていませんけど!
人を切り抜く時には、髪の毛の1本1本まで丁寧に切り取ります。「そんなの切れちゃってもいいや」っていう人は中にはいると思うんですけど、その積み重ねが絵にかなり大きな影響を与えるので。
例えば風がすごく強く吹いているように見えるとかね。止まっている絵なんだけど風を感じるってすごくないですか!?ただの絵なのに触れそうとか!ユーザーが気づいた時に「あっ!」ってなっていれば多分そのデザインに引き込まれているんですよね。気づいたら嬉しいだろうなっていうポイントを作ってあげるんです。
ユーザー目線で考えているデザインだからこそ期待されているのでしょうね!では、メディア工房に向いている方ってどんな方ですか。
デザインを自分でディレクションから全部とってやっていきたい人には向いているのではないでしょうか。あとはユーザー目線に立って作れる人。
先日、応募者のポートフォリオを拝見する機会があったのですが、ユーザー目線で作られていると最初と最後に気が利いたページが入っていたりするんです。そういう人は作品を大事にしていたりちゃんと考えがあるポートフォリオを作ってきているんだなと感じます。ポートフォリオも人に見せるものなので見せる側の意思があったり受け取る側にこうなってほしいという動きがはいっていたりとかね。
諦めないこと。続けること。
続けるってことが1番難しいことでもあるんですけどね。
Management
転職時は主に事務職を軸に会社を探していました。特に、業界にこだわりはなく、職種で絞り込みをしていました。
前職では、社会人1年目として働いてはいましたが、仕事よりも競技がメインだったので、転職時はあくまでも「未経験」という立場で行っていました。その中で、出会ったのがメディア工房でした。
最終的な決め手は、マネジャー面接での出来事。初めてのオンライン面接だったのですが、志望動機やこれまでの経験について話した後、私の強みや弱みを教えてくださり、転職活動に関する様々なアドバイスをしてくださりました。
ただ、当時は転職活動のアドバイスを受けたことで、落ちたのではないかと思いました。しかし、実際には最終面接に進むことができたため、「ここまで真摯に向き合ってくださる方のもとで働きたい!」と感じ、最終的に入社を決めました。
入社前と後のイメージに特にギャップは感じませんでした。
本社にて対面での最終面接を行った後、執務スペースも見せていただきましたので、自分の働く姿が想像しやすく、入社後も特に驚くようなことはありませんでした。
業務の独り立ちをした時ですね。
前職では社会人としての経験がそれほど多くなかったので、メディア工房に入ってからが、実質的な社会人1年目でした。これまでは、1つの仕事を持つ経験がなかったので、最初は給与関連の業務を引き継ぎつつ、少しずつ慣れていきました。そして、しばらく経って最終的に業務を独り立ちができた時に、自身の成長を実感しました。
以前行われた業務の引き継ぎは本当に丁寧でした。
引き継ぎ書の作成から引き継ぎmtgまで細かく行っていただきました。私のような未経験でも問題なく仕事になじめる点はメディア工房ならではの大きな魅力だと思いますね!
会社全体の方針やコンプライアンス関連の研修、そして半年に一度受講が必要な業務研修があります。また、その他にも各個人がより深く学びたい分野についての個人研修も用意されていますが、全体を通して行う研修はあまり多くなく、主にOJTを通じて育成が行われている点がメディア工房の特徴だと思います。
現在、取り掛かっている給与関連の業務は覚えることが多岐に渡るため、やりがいを感じつつも、1番大変な業務だと感じました。また、入社直後は庶務を中心に行っていましたが、郵便物の配布時に顔と名前が一致しないことがあり、何度も手こずりました(笑)。
ただ、業務的には慣れの要素が強かったので、時間が過ぎるごとに次第にできるようになっていきました。
私が大切にしていることは、コミュニケーションです。
私は年齢的には1番若いという訳ではありませんが、立場的には下の方です。だからこそ、社内での立ち位置を確保するため、誰に対しても同じ目線でコミュニケーションを取り、自ら積極的に歩み寄る姿勢を常に大切にしています。
メディア工房に入社して1年が経ちましたが、今後は新しく入ってくる方がスムーズに業務に参画できるようにサポートしていきたいと考えています。また、現在は給与業務をメインに通勤費資料の作成なども行っているので、「給与関連のことは室伏さんに聞けばわかる」と言ってもらえるような、信頼される存在になりたいと思っています。
その他にも、人事労務の領域では保険関連や財務関連など、まだまだ知識の浅い分野が沢山あります。そのため、今後は少しずつ理解を深め、将来的にメディア工房のバックオフィス領域において、なくてはならない存在までに成長したいと考えています。
社内の雰囲気は、先程も述べた通り、テレワークの社員が多く、比較的静かで集中しやすい環境だと感じています。
メンバーに関しては、仕事の話はもちろん些細な会話もできる先輩方が沢山いらっしゃるので、雰囲気にはメリハリがありつつも、働きやすい環境が整っていると思いますね!
Promotion
九州で約1年間公務員として働いていました。ざっくりいうと、山を守る仕事です。山での仕事とデスクワークが半々であるといった感じでした。
ただ、体力はとても使う仕事でしたね。一日仕事して、そのまま布団に直行なんていうときもありました。でも大変な分やりがいもあり私は楽しかったですけどね!
大学院の時は農林学部で、森の勉強をしていて生態系や主に水の循環について学んでいたので、大学院時代の勉強内容が活きる仕事をしていたなと思います。
前職の話をすると今の仕事内容と全然結びつかないと思うかもしれませんが、大学院時代は、例えば3か月水の流量とか水位を記録したデータを取りに行ったりしていたんですけど、とても膨大な量になってしまうんです。
それを処理し、数値化していました。この経験は今も数字やデータを扱うという点では似ていると思います。
もともと九州を出たいという気持ちがあったのですが、きっかけとなったのは好きな人と別れたからです。彼氏がいるとなかなか「上京する」とはならないので。「別れたし、今しかない!」と思い、上京しました(笑)。
東京にとりあえず出たかったんです。その段階で自ずと転職先も絞られました。
また入社前の志望配属先は企画チームでしたが、最終面接で社長から直接「最初に企画チームに入るとプレッシャーが大きいかもしれないから、知識構築という意味でもまずはプロモーションチームに入ったほうがいいよ。」とのアドバイスをいただいたんですよね。
実際に今の仕事が好きだし、いろんなジャンルのことが見ることができるのでプロモーションチームでよかったです。なので、企画チームに移りたいという気持ちはないです。
私はWeb関係の仕事が初めてなので気をつけていることが2つあって、1つが出来る、出来ないということで目の前のことを考えないようにしています。
私の場合KPIやCVって何?という略文字の勉強から始まったので、やりたいなと思ったら手を挙げてみるようにしていますね。
また頼まれたことに対する意図について考えることを大事にしています。そうすることによって自分から工夫ができるかもしれないし、別の資料を用意したほうがいいかもしれないなど自分から何かアクションを起こすことが出来るので、よく確認は怠らないように心がけています。
そしてもう1つがすぐに相談をすることです。ちょっとの勇気がなくて自分で何とかしようと思い、報告が遅れ、気づいた時には時間だけが過ぎてしまったという時がありました。
もっと気楽に話すことが出来ればという反省を生かして、今では相談を徹底しています。
一人で悩んでも正解にたどり着くかは完成までわからないですし。アドアイスをもらい、1つの正解を導くような第三者の目線を大事にしています。
以前オリエンタルラジオの中田敦彦さんがスタジオジブリで1週間仕事を体験するという番組をを見たことがあるんですけど、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんはとても話し合いを大事にする方だそうです。私自身とても影響を受けました。
自分で考えたバナーをデザイナーの方がとてもきれいに仕上げてくれて「これはいける」と思ったときですね。デザインについては詳しくはないんですけど「こう形になるんだなぁ。」という感動がありました。
あとは、サイトに多くの人がきてくれた時ですね。ユーザーの気持ちを考え、広告を配信するのはとても楽しく、やりがいを感じます。
入社してすぐはなかなか面と向かって意見を言えない期間もありましたが、今ではなんでも言うようにしていますし、やりにくさみたいなものは全くないですね。むしろすっきりした関係になっています。
なので、わいわいやっていますね。現在プロモーションチームのスタッフは私以外の方は全員男性なのですが、性別によるやりにくさや世代間のギャップも特にないです。
打ち合わせもほかのチームと比べても多く、コミュニケーションはかなり頻繁にとっていると思います。
燃え尽きてしまうタイプなのであえて明確な目標を持たないようにしていますが、自分の戦略を持って動ける人材になりたいです。
現在は上司にアイデアをもらっている立場、今後は自分から出せるようになりたいですね。視野を広げられるように。その時に周りから「あの人頭切れるよね」と言われるようになりたいですね。
そうですね、会社自体は軽やか、流動的なイメージですね。事業部はニーズも感覚も日々変化する部署なので自分自身も変化しているのかな、そう思います。
■仕事でのリフレッシュアイテム
・好きだったアニメに関するもの(写真左及び右)
幼稚園から好きであり今でも勇気を与えてくれる存在とのことで、何かに詰まったときや考えるときに見ているそう。
・母からもらった口紅(写真中央)
九州にいる母がくれた時のことを思い出し、励まされたことを思いながら休憩中に塗るとか。
■趣味について
・散歩
インドア派のHotakaさん、予定がない日は寝ている時間が多いそうです。
そのため休日や休憩時間はノープランで出かけ、気になったものを写真撮影しているそうです。
下の写真は赤坂サカスの憩いの広場に行ったときに撮影したもの。